杉浦紀子バトンスタジオ 3選手が世界大会へ 4日からフランスで
港南区港南台の杉浦紀子バトンスタジオに所属する3選手が今月フランスで開催されるバトントワリングの世界大会に日本代表として出場する。仲澤友莉菜さん(22)と平久井愛由さん(21)の大学生ペア、港南中学校3年の齋藤晟さん(14)が世界の舞台で技を披露する。
3人が出場するのは、8月4日から8日まで開催される「WBTFインターナショナルカップ」と、9日から11日まで開かれる「IBTFグランプリ」という2つの大会。
男子ジュニア部門の齋藤さんはWBTFでは「アーティスティックトワール」に出場し、IBTFでは「トゥーバトン」に出場する。昨年はWBTFのトゥーバトンに出場して4位だった齋藤さん。「今回は表彰台に上るだけでなく、より高い位置を目指したい。支えてくれた人たちに恩返しできるような演技ができれば」と意気込む。
仲澤さんと平久井さんはWBTFでは「アーティスティックペア」アダルト部門に出場する。IBTFではそれぞれソロとして、仲澤さんは「トゥーバトン」に出場し、平久井さんは「ソロトワール」に出場する。
小学5年生からペアを組み、ともに金沢区の富岡中学校出身という仲澤・平久井ペアは今年で11年目となる。アーティスティックペアで世界大会に出場するのは今年で4回目となる。昨年は一度もバトンを落とさない見事な演技を披露し、ジュニア部門で優勝をおさめた。一方でアダルト部門の世界大会は初めて。「今まで以上に、表現部分も評価される。曲に合わせた表現の質を高め、自分たちらしく演技したい」と平久井さんは話す。
世界大会を前に、仲澤さんの出身校・さわの里小学校(磯子区)の6年生から3人に向けて激励の寄せ書きが届くという嬉しい出来事もあったという。仲澤さんは「まさかこんなものをいただけるなんて、とても驚きました。温かいメッセージに感動し、力をもらいました」と感極まった様子を見せた。
連覇がかかるインターナショナルカップに向け、仲澤さんは「楽しんで踊ること」、平久井さんは「感謝の気持ちを伝えられる演技をすること」を抱負にあげた。
スタジオを主宰する杉浦紀子さんは「3人それぞれ個性を生かし、楽しんで。そうすれば自然とお客さんを引き込む演技ができるはず」と話した。
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