港南中陸上部
市総体で男女総合初優勝
女子の部と２冠

港南中陸上部のメンバー＝同部提供

　港南区の港南中（関口和弘校長）の陸上部が、９月９日、10日に三ツ沢公園陸上競技場で行われた横浜市中学校総合体育大会陸上競技の部に出場し、初の男女総合優勝を果たした。また、女子総合の部でも１位に輝き、２冠を達成した。

　市教育委員会が主催し、市内の１２６校約２８００人が参加した同大会。男女合わせて25種目の競技が行われ、各種目の順位に応じて与えられた点の合計で総合順位が決まる。同校からは男子13人、女子11人、４×１００ｍリレー３チームが出場した。

　男子の部では１１０ｍハードルで高橋和希さん（３年）が14秒84の好タイムで１位、４００ｍでは石田聖さん（３年）が１位と０・03秒差に迫る53秒19で２位と健闘するも、男子総合での入賞は逃した。

　女子の部では、部長の三枝木結衣さん（３年）が女子１００ｍで12秒74を記録し３位、１００ｍハードルで関戸桐子さん（３年）が14秒82で１位を獲得。渡邊佳夏さん（３年）、関戸さん、和田唯実さん（２年）、三枝木さんの４人による、女子４×１００ｍリレーでは49秒92で２位をマークした。また、砲丸投では村山ジョイ希望さん（２年）が11ｍ37で３位に入賞。

　計38点を獲得し女子の部の総合優勝を飾り、男女総合でも53点と、２位に６ポイント差をつけ１位を勝ち取った。生徒たちの快挙について顧問の古田実教諭は「一人ひとりが一生懸命頑張った結果」と目を細める。

「県でも取りたい」

　同部の部員は約70人。これまで全国大会への出場者も輩出してきた伝統あるチームだ。部の雰囲気について部員らは「仲が良い」と口をそろえ、先輩後輩の壁がなく和やかな雰囲気の中で練習に取り組んでいる。

　優勝について女子部長の守悠希さん（３年）は「みんなで男女総合優勝を飾れてうれしい」と微笑んだ。三枝木さんは10月7日（土）の神奈川県中学校総合体育大会（県総体）を見据え、「県総体でも総合優勝を取りたい」と意欲を見せた。