港南区・栄区 社会
公開日:2025.12.25
港南区医師会 豊福会長
温度変化に気を配って
鎌倉街道沿い、港南中央駅から徒歩6分ほどの場所に「休日急患診療所」や「訪問看護ステーション」などの拠点を置く港南区医師会。区内約270の医院が所属している。同会の豊福孝夫会長は上永谷で60年以上続く豊福医院の院長でもある。専門は内科・循環器科。
そんな豊福会長が今冬気を付けるべきだと語るのは「急激な寒暖差」。例えば、暖房の効いた室内から、冷たい脱衣所へ、それから温かい風呂に入るというような場合だとその間に血圧が乱高下する。その結果、脳卒中などのリスクが高まるという。
また、「冷えた日は狭心症のリスクが高まる」と話した。狭心症は血管の収縮によって心筋に充分な酸素が送られないことが原因で発症する。症状として「胸の痛み」などがある。血管は寒さによって収縮し、酸素が送られにくくなるので、冬に発症する人が多い。
「冬の朝、会社へ向かう途中に胸が痛みだして病院に行ったら、狭心症だったケースもあった」と発症する際のシチュエーションを挙げた。「どのくらい血管が縮んでいるのか、血圧がどのくらいあがっているのかを、人は実感できない。だからこそ、防寒対策や生活習慣に気を配る必要がある」と語った。
検査キットは一家に一台
冬に流行するインフルエンザなどの感染症については「検査キットの備蓄」を呼びかけている。昨年の冬、休日急患診療所には多い時で200人ほどが発熱外来に訪れ、長い待ち時間や駐車待ちの渋滞が問題となった。
これらの問題は住民の検査キットの使用である程度解消できる可能性があるという。「家で事前に検査してくれれば、その結果をもとに医師が診られるので、1人あたりの診察時間は短くなる。1家に1個、キットを備えて、病院に行く前に使用してくれると助かる」と話している。
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