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近年増加傾向にある「大腸がん」 医療レポート 「内視鏡検査で早期発見を」 取材協力/育生会横浜病院
国立がん研究センターなどの研究班は4月、2002年から4年間でがんと診断された約7万人の生存率は56・3%だったと発表した。中でも近年増加傾向にある大腸がんの生存率は9割を超えていた。
「大腸がんは自覚症状が少なく症状が出てきた時にはかなり進行している危険性があります。定期的な検診で早期発見することが重要です」。育生会横浜病院で外科部長を務める大山倫男医師はそう話す。
同センターの統計では日本人のうち4人に1人が悪性腫瘍(がん)で亡くなっており、大腸がんで亡くなる人は全体の2位、特に40歳を過ぎると罹患率が上がると言われている。「がん家系という言葉を耳にしますが、がんの遺伝的要因は5%程度と言われています。ほとんどは生活スタイルに要因があると考えられています」と大山医師。食生活の欧米化や飲酒、喫煙、運動不足などが要因と考えられるという。
40歳を過ぎたら内視鏡検査を
初期症状の少ない大腸がん。定期的に検査を受け早期に発見することが大切だ。大山医師は「最も重要なのは健康診断、特に大腸がん検診で陽性となった方や血便や下痢と便秘を繰り返している方などは受診をお勧めします」と話す。
日帰り入院で安心
内視鏡検査では前日から大量の下剤を飲む必要があり、多くの人が不安を抱えながら来院するが、育生会横浜病院では1日入院という形を推奨。検査当日、来院してから下剤を飲み、トイレも近い病室で待機できるので安心だ。
カメラのついたスコープを肛門から入れ腸内を目視で確認する内視鏡検査は「痛い」「苦しい」というイメージがあるが、鎮静麻酔を施した上で検査をするので、眠ったような状態で30分ほどで終了するという。同院の碓井貞彦理事長は「私も定期的に内視鏡検査を受けています。大腸がんは早期発見、早期治療で治癒できる時代です。ぜひ定期的に検診をお受けください」と話している。
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