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保土ケ谷区 コラム

公開日:2025.12.04

vol.556
ミルキーJr.モカJr.モネのほどがや
「クリスマス」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

 ボクはミルキーJrモカJrモネ。瀬戸ケ谷町に住む3歳のミニチュアシュナウザー。

 過ぎてしまえば、あっという間の一年だったと感じるボク。皆さんはいかがですか。もう師走だよ。クリスマスのデコレーションも町で見かける時期になったね。

 さて、クリスマス。フランシスコ・ザビエルとともに来日した宣教師によって16世紀に行われた降誕祭が日本での前身とされているそうだ。

 日本人が初めてクリスマスを開いたのは1874(明治7)年、地本問屋、浮世絵商などの実業家であった原胤明(はらたねあき)。キリスト教への入信の記念に行ったとされている。場所は築地居留地。裃をつけ、大刀小刀をさし、カツラを被り、殿様風という純日本風のサンタクロースを用意したそうだ。

 それ以前にもキリスト教の信仰に関わる地域で行われていたのかもしれないけれど、書面で記録としては残っていないようなの。当時のキリスト教に対する世の中の考え方が影響していたのかもしれないね。

 その後、1900(明治33)年に銀座の明治屋がワインなどの洋酒の販売を開始し、クリスマス商戦を行ったことをきっかけにクリスマスは庶民に広まっていったそうだ。

 この明治屋の創業者、磯野計(いそのはかる)は、1885(明治18)年に横浜万代町で食料品を船舶に納入するシップチャンドラー業を創業。実業家であるとともに、当時の受刑者・出獄者の保護を志し、約1万人を保護、救済し、明治41年には後の「中央慈善協会」の設立に尽力した人だよ。

次回「クリスマス【2】」

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