市政報告 選択制デリバリー型中学校給食の実現に向けて 自由民主党 横浜市会議員 いそべ圭太(3期38歳)
横浜市では、時代のニーズや共働き家庭の増加などの生活スタイルの変化とともに、家庭弁当を用意することの難しさなどの課題が生じていたことから、望ましい中学校昼食の実現に向けて調査・検討を重ね、「栄養バランスの取れた温もりのある昼食」を提供するために、最適な実施方法として横浜型配達弁当の「ハマ弁」を導入し、平成29年1月より全校で導入しています。
全員喫食の中学校給食実施には、施設整備に多額の費用が掛かるだけでなく、給食室や給食センターの建設に必要な用地がないこと、全校実施までに長い期間がかかることから、「自校方式」「親子方式」「センター方式」による給食の実施は難しい状況です。
ハマ弁導入当初は、中学校の昼食は家庭弁当を基本としていましたが、現在はご家庭のライフスタイルや日々の都合により「ハマ弁」「家庭弁当」「業者弁当」から等しく選ぶ選択制として実施しています。
ハマ弁は、横浜市と民間事業者の間で5年間の協定を締結し、平成28年度から協働で事業を進めていますが、令和2年度末で当初の協定期間が終了します。このため、生徒・保護者等へのアンケート調査やハマ弁のこれまでの取組状況を検証・評価し、選択制の充実に向けてより使いやすいハマ弁となるよう検討を行い、令和3年度以降のハマ弁の方向性について検討するにあたり、有識者等から意見を聴取することを目的として「横浜市の中学校昼食に関する懇談会」を開催しています。
デリバリー型給食を実施した場合の利用頻度をアンケートで調査したところ、中学生保護者で約5割、小学生保護者で約4割の方々から毎日利用したいと回答がありました。デリバリー型給食への期待が高いことがうかがえます。
これを受けて自民党横浜市会議員団として、2月21日の本会議で市長に対して「選択制の充実に向けて『デリバリー型給食』の早期実現を目指すべき」と質問したところ、市長からは「ハマ弁を学校給食法上の『給食』と位置付け、選択制の充実に向けて令和3年度実施を視野に入れて目指したい」と方針が示されました。
ハマ弁はデリバリー型給食とそん色ない内容でありましたが、学校給食法上の「給食」と位置付けることによって、より明確となり利用しやすいものにし、家庭弁当との選択制にすることで、より充実した昼食となるよう、延長も含めた適切な昼食時間の確保と合わせて推進してまいります。
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