高齢ドライバーの交通事故を防ぐため、アクセルとブレーキを踏み間違えた際に急発進などを防ぐ装置や、自動ブレーキ機能が搭載された「安全運転サポート車(サポカー)」の購入を支援する補助金の申請受付が始まっている。
「サポカー補助金」は、新たにサポカーを購入する場合または踏み間違いによる急発進抑制装置を手持ちの車に後付けする場合に適用される。対象となるのは、令和2年度中に満65歳以上となる高齢運転者。
新たにサポカーを購入する場合は、新車(普通車・軽自動車)や中古車等の違いによって最大10万円が支給される。新車は2019年12月23日以降に登録や届け出をしたものが対象だ。車両購入者が登録や届け出の完了後に、同補助金事業を執行する(一社)次世代自動車振興センターへ申請書を郵送すれば、審査を経て自身の口座に補助金が振り込まれる仕組み。
急発進抑制装置を後付けする場合の支給額は、障害物検知機能がある装置については4万円、ないもので2万円。自動車ディーラーなどの販売事業者が補助金の受け取りを代行するため、購入者は支給額が控除された分の金額を支払えば良い。
サポカー補助金の予算額はおよそ1127億円で、予算額に達し次第受付を終了する。
状況に応じ対応を
昨年12月末現在、区内の運転免許を保有する65歳以上の高齢者は2万1950人。保土ケ谷警察署では、昨年1年間で前年比368人増の899人が免許を返納した。
起伏に富んだ地形の保土ケ谷区。同署交通課の志澤俊雄課長は「生活の便宜上、免許返納が難しい方も多くいると思う。サポカーの導入や運転に不安を感じたときには同署や免許センターの窓口に相談するなど状況に応じて対応してほしい」と話した。
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