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保土ケ谷区 社会

公開日:2020.09.24

「安心・安全に暮らせる街を」
新井署長インタビュー

  • 取材に応じる新井署長(9月14日、署長室で撮影)

 タウンニュースと保土ケ谷警察署による初めてのコラボ企画にあたり、9月3日に着任した新井滋文署長に話を聞いた。

 ――着任して2週間が経とうとしています。区内の状況をどのように見ていますか。

「繁華街からも少し距離があり凶悪犯罪は少ないですが、高齢者が多いぶん特殊詐欺に注意する必要があります。手口や被害情報を継続して情報発信するなど、今後もしっかりとした対策を打っていきたいです」

 ――昨年と今年に入ってからの保土ケ谷区内における事件発生状況をお聞かせください。

「昨年の詐欺や暴行といった刑法に規定される事件の認知件数は738件。前年からの減少率は9・2%でした。今年に入ってからも、区民の皆様のご理解、ご支援、ご協力を得まして、犯罪は減少傾向にあります」

 ――特殊詐欺などの主な手口や被害の防ぎ方を教えてください。

「警察官や金融機関の職員を名乗る犯人から電話で『あなたのキャッシュカードが不正に使われている』などと言われて暗証番号を聞き出された後、受け取り役が自宅を訪れキャッシュカードをだまし取る「手交型詐欺」が増えています。被害を防止する方法の一つは、自宅の固定電話を留守番設定にすること。犯人グループは自分たちの声が録音されることを嫌がるので、一定の効果が期待できます。身に覚えのない電話や訪問には警戒をしてください」

 ――区民の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

「まずは、新型コロナウイルスの被害を受けている方々に心よりお見舞い申し上げますとともに犠牲になられた方々に謹んでお悔み申し上げます。また、医療関係者など感染拡大の防止にご尽力されている多くの皆さまに心から感謝申し上げます。署員一同、感染予防及び拡散防止に務めながら犯罪発生の抑止に努めております。今後とも保土ケ谷という歴史ある街の安心・安全を守れるよう、署員一丸となって努力してまいります」

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