徘徊していた83歳の女性を保土ケ谷区内の自宅まで送り届け、人命の安全確保に貢献したとして、保土ケ谷警察署(新井滋文署長)は13日、戸塚区在住の教員・村上卓さん(42)に感謝状を贈呈した。
村上さんは9月8日の夕方、戸塚区の自宅近くで愛犬の散歩をしていたところ、前を歩いてきた高齢女性に道を聞かれた。目的地が、約8Kmほど離れた星川駅付近だったこと、会話が噛み合わないことなどから認知症を疑い、「公共交通機関を利用した行き方を伝えてもたどり着けないのでは」と判断。警察への通報後、自宅にとめてあった自家用車に女性を乗せると、女性宅まで送り届けた。
村上さんは「そのまま歩いていくと森の方へ行ってしまう道だったので、その前に止めてあげられてよかった」と当時を振り返った。
同署によると、認知症やその疑いで行方不明となり警察に届け出がある件数は区内でも年々増加傾向にあるという。新井署長は「一歩間違うと命にかかわる事案。機転を利かせた行動に感謝します」と称えた。
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