区内唯一の水田で育てたもち米で
12月に入り、区内でも各所で餅つき大会が開かれ、年の瀬を告げている――。
川島町にある区内唯一の水田で農業体験を実施している「ほどがや☆元気村」(泉俊郎村長)の大収穫祭が12月5日、川島杉山神社で行われた=写真左。
「子どもたちに食と農の大切さを知ってもらおう」と始まった同所での稲作体験プロジェクト。フィールドとなる帷子川沿いの水田は区内唯一の稲作農家・三村敦夫さん=人物風土記=が所有しているもので、「元気村」の取り組み趣旨に賛同し、600坪の田んぼのうち100坪ほどを毎年、子どもたちの稲作体験の場として提供している。
13年目を迎えた今年のプロジェクトには40人の小学生が参加。4月中旬に牛乳パックで作った苗床に種をまき、自宅で育ててきた苗を6月中旬に水田に植え付けた。10月上旬に稲を刈り取り、昔ながらの方法で精米作業を体験。この日の「大収穫祭」では慣れない作業に苦戦しながらも、元気よく杵を振り下ろし、餅をつき上げた。
親子連れらが石臼で
和田西部町内会(宇佐美勝彦会長)でも5日、恒例の餅つき大会を開催=写真右。1989年に始まった取り組みで地域に師走の訪れを告げる行事として定着している。この日は地域住民らが一斗張りの石臼で餅つきを体験。親子連れらが「よいしょ」という掛け声に合わせ杵を振り、つきたてのきなこ餅やあんこ餅などを販売。約12万8千円の売上金は区社会福祉協議会に寄付するという。
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