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コインロッカー60周年 市内企業が国内初

社会

公開:2025年2月6日

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導入当時使い方を利用者に説明する案内人(左)=同社提供
導入当時使い方を利用者に説明する案内人(左)=同社提供

 鉄道の駅やレジャー施設、観光地などでよく見かけるコインロッカー。1964年12月に日本で初めて新宿駅地下に設置されてから60年が経つ。実は日本で最初のコインロッカーを設置した企業が、金沢区にある(株)アルファロッカーシステムだ。同社は総合ロックメーカーのアルファグループのロッカー事業を担っている。

 同社が初めて設置したのが、新宿駅地下の西口改札入口付近に設置した60扉のコインロッカー。設置以前は、駅の手荷物預かり所窓口に、客が行列を作っていたという。当時の人々は無人のロッカーに手荷物を預けることに馴染みがなく、浸透するのに時間を要した。そのため最初は案内人が付近に立ち、使い方を教えることで、利用を促していた。

 1970年の大阪万博での展示をきっかけに、一気に周知され、利用者が増えはじめたという。同社で約15年前からロッカー事業に携わる取締役の有賀博さんによると、コインロッカーがここまで普及したのは、日本の治安の良さや、観光目的での鉄道利用率の高さ、駅内の施設の充実度などが要因だという。

 同社のコインロッカーはJRや京浜急行電鉄、横浜シーサイドラインなどの各駅にも置かれている。近年はスマートフォンで予約できるものや、ロッカー型の自販機など、多様な進化を続けている。有賀さんは「少しでも多くの人々に利用してもらえるよう、進化を続けたい」と話した。

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