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保土ケ谷区 社会

公開日:2025.06.19

テロ防ぎ治安維持へ
4機関による合同訓練

  • 犯人役を制圧する警察官

 相鉄バス株式会社、保土ケ谷警察署、保土ケ谷消防署、西谷浄水場によるテロ対策訓練が6月10日に同浄水場で行われた。約100人が参加し、現場に本番さながらの緊張感が走った。

 今年8月に横浜で開催されるアフリカ開発会議を控える中、訓練はテロリストによる公共交通機関への攻撃を未然に防ぐことを目的に実施。相鉄バスの協力を得て、バスジャックを想定して繰り広げられた。

 不審者が相鉄バス車内で乗客を刃物で切りつけ、液体の入った不審物を散布したことを想定して実施。警察官が乗客の安全を優先した上で不審者を取り囲み制圧した後、消防隊員が負傷者を救出した。除染するためにエアーテントに搬送するところまで実践した。訓練後に同消防署の森屋司署長らによる講評が行われた。

 高速バスが少年に乗っ取られて1人が死亡、2人が重傷を負った、2000年の西鉄バスジャック事件など、国内でも公共交通機関を狙ったテロが発生している。相鉄バス運輸車両部横浜営業所の福永克実所長は「バス事業者として、消防や警察との連携が大切だと思う。今後もこうした訓練を継続的に実施し、関係機関との連携を深めていければ」と話した。

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