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保土ケ谷区 社会

公開日:2025.06.26

保土ケ谷警察
県警逮捕術大会で優勝
チーム力で10年ぶり快挙

  • 優勝を喜ぶ田渕署長(右)と永松さん

  • 大将戦で躍動する吉留さん(左、保土ケ谷署提供)

 保土ケ谷警察署(田渕祐輔署長)が6月16日に神奈川県警察学校で行われた「令和7年度神奈川県警察逮捕術大会」に出場し、中規模署の部門で優勝した。同署の優勝は10年ぶり4回目。

 逮捕術は、警察官が犯人から抵抗を受けた時に相手に与える打撃を最小限度にとどめ、安全で効果的に犯人を制圧するために習得するもの。県警は、現場執行力の向上などを目的とした同大会を毎年開いている。今年で51回目となった大会には、県内54署と県警本部の9チームが出場。大規模署、中規模署、小規模署などに分かれたトーナメント形式で行われ、各署が6人1チームの団体戦でしのぎをけずった。

 試合時間は3分間で、より多くのポイントを獲得した選手が勝利。女性警察官同士で警棒を使用した先鋒戦から始まり、徒手のほか、警棒、短刀、警杖を使用した戦いが繰り広げられた。

 保土ケ谷署の選手は剣道助教を務めている永松大幸さんらで構成。初戦と2回戦を危なげなく勝利し、準決勝では秦野署と対戦した。1勝1敗3分けで迎えた大将戦。保土ケ谷署地域第二課の吉留大樹さんは身長180cmを超える恵まれた体格を生かして果敢に攻めると、チームに勝利を呼び込んだ。決勝は金沢署と対戦。副将戦までを2勝2敗1分けとし、優勝は吉留さんに託された。吉留さんは準決勝と同様に相手を圧倒し、保土ケ谷署に優勝をもたらした。

 永松さんは「けがで試合に出られなかったメンバーが裏方としてサポートしてくれた。この経験を凶悪犯の逮捕などにも活かしたい」と真剣な面持ちで話した。現地で応援した田渕署長は「チームの総合力でつかんだ優勝で本当に感動した」と選手を称えた。

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