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保土ケ谷区 社会

公開日:2025.09.18

火災予防協会
命救う適切な対応学ぶ
心肺蘇生法など実習

  • AEDを使う参加者

 保土ケ谷火災予防協会(森山元明会長)の加入事業者を対象とした普通救命講習が9月9日に保土ケ谷消防署で行われた。

 同協会は住宅用火災警報器を同署に寄贈する取り組みなどを実施。火災予防だけでなく救急・救命の分野でも貢献しようと、成人に対する心肺蘇生法やAEDの使用法を学ぶ普通救命講習を定期的に受けている。同署によると、事業者で構成される団体が組織として受講する事例は珍しいという。

 座学と実技の構成で行われた講習には14事業者27人が参加し、同署の職員が指導。実技では、胸骨圧迫のポイントである「強く、早く、絶え間なく」を意識し、1人30回ずつ行った。急病人を救急隊に引き継ぐまでの適切な対応も実践。119番通報や現場にAEDを持ってくるなどの役割を明確にすることが大切だと学んだ。

 同署の職員は、AEDから電気ショックは不要という音声が流れた際は要救助者の容体が回復したのではなく、完全に心停止している可能性があることを視野に入れるように指導。AEDを貼ったままの状態ですぐに胸骨圧迫を開始し、救急隊が到着するまで見守るように呼び掛けた。

 森山会長は「AEDも消火器も使ったことがある人とない人で適切な対応に差が出る。普通救命講習で学ぶ内容が誰かの大切な命を守る一助になるので、多くの方に受講していただければ」と感想を話した。

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