保土ケ谷区 社会
公開日:2025.10.16
地震の初動確認強化へ
区役所で本部運営訓練
保土ケ谷区災害対策本部運営訓練が10月9日に保土ケ谷区役所で行われ、職員約90人が連携を図った。
同訓練は、区内で震度6強の地震が発生したことを想定して実施。来庁者の安全確保のほか、区災害対策本部の危機対応能力の向上や対応マニュアルの問題点などを確認して改善につなげることを目的としている。
当日は区災害対策本部会議に向けた動きや区役所内で役割分担された援護班、医療調整班、ボランティア班など14班の初動を確認。発災後72時間以内に予想される活動について、ロールプレイング方式で行った。
訓練後に保土ケ谷消防署の吉元景副署長らによる講評が行われ、職員はメモを取っていた。神部浩区長は「地震が実際に起こった際は、マニュアル通りにはいかないと思う。情報を集約して時系列で整理ができるよう、消防や警察との連携強化を図りたい」と訓練を振り返った。
保土ケ谷区は、横浜市内で1カ所でも震度5強以上の地震があれば、避難所として開設される地域防災拠点で住民有志が行う訓練の重要性を説く。区の担当者は「公助には限りがある。訓練に参加するなどして自助・共助を高めていただきたい」と呼び掛ける。
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