コットンハーバー 「親子の広場」オープン 区内3カ所目
星野町や橋本町にあたるコットンハーバー地区に4月14日、親と子のつどいの広場「ほしのひろば」がオープンした。
親と子のつどいの広場は、マンションの一室や商店街の空き店舗などを活用し、主に0〜3歳の未就学児と保護者を対象に、子どもを遊ばせながら子育てに関する情報交換や交流ができる場所。市内に約50カ所あり、市の補助を受けながら、NPO法人などが運営している。
同所のオープンは、おやこのたまり場ママといっしょ!(神大寺)、つどいの広場しゅーくるーむ(菅田町)に続く区内3カ所目。運営は、しゅーくるーむや地域子育て支援拠点「かなーちえ」を運営し、区内44カ所ですくすくかめっ子事業に取り組んでいるNPO法人親がめが行っている。
母子の孤立化地域で解決へ
施設長の北原基子さんをはじめ、スタッフの多くはコットンハーバーの住民たち。同エリア周辺は貨物線路と国道15号線、歩行者や自転車が通行できない大橋に囲まれているため、「親子で出かけられる場所がないので地域の人と関わる機会がなく、母子の孤立化が起こっている」と北原さんは話す。子どもの泣き声や足音で入居者に警察へ通報されるということも起こる状況の中、北原さんがママ友に呼びかけ一念発起。今年2月、市の認定を受け、広場設置を実現させた。
場所はマンション「ヒストリア海舟」の2階にあり、平日午前10時から午後4時まで開所している。利用料は一日300円。おもちゃやベッド、おむつ交換台などが備えられ、コットンハーバーの住民による英語や中国語、音楽などの無料プログラムが行われている。訪れたママたちからは「自宅から近いので助かる」「英語のプログラムに参加してみたい」と、居場所ができたことを喜ぶ声が聞かれた。
北原さんは「ここを拠点に、多世代へ理解と支援の参加を呼びかけたい」と意欲を見せている。
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