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宮前区 人物風土記

公開日:2024.04.05

運営する学童で企業と共創しSDGsプログラムを実施した
森川 敦子さん
宮前区在勤 38歳

子どもの心を育む

 ○…宮前区内に保育園4園と学童を運営。3月末には学童のSDGsプログラムを、県内の金属リサイクル企業と共創し初開催した。アルミ缶やスチール缶を利用した魚釣りゲームを体験する子どもたちの姿を思い出し、目を細める。「子どもにとって社会につながるきっかけになれば。そして、体験が大人になったときの選択肢につながったら」。今後は地元・川崎の企業とも連携できればと考えている。

 ○…11年前、子ども、保護者、保育士も幸せにしたいという理想を求め、夫とともに独立。理念とするのは心を育むことだ。「自己肯定感をしっかり育まれた子は、困難なことがあっても自分の軸がぶれないのかなと思う」。根底に人権の尊重があるSDGsへの興味にもつながっている。拠点とする宮前区は前職のときから気に入っていた地区。「お父さんお母さんとの一体感があり、同じ方向を見て子育てができる環境。大好きなエリア」とほほえむ。

 ○…「今の自分よりも良くなりたい」という向上心は幼少期から常にあった。高校時代はマーチングバンドの強豪校でトランペットを担当。金管楽器部門を束ねるリーダーを務め、バンド全体の音を良いものにするべく奮闘した。家では小5、小3、年少の母親。休日は家族5人でキャンプによく行くといい、自然を通して遊ぶ、わが子の成長を見守っている。

 ○…3人目が生まれ、マタニティーブルーになったり、上の子どもとの関係性が悪くなりかけたことで気づいた。「自分が満たされていなければ、与えるものも与えられない」。孤立な子育てをなくせるよう、これからは子育て支援にも取り組んでいきたい。「子どもが幸せだと幸せな社会になるはず」という思いを貫き、進んでいく。

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