首都圏直下型地震などの被害を最小限に食い止めるために、九都県市合同防災訓練が防災の日の1日、川崎区の東扇島で行われた。
川崎市を含む九都県市(川崎市・神奈川県・埼玉県・千葉県・東京都・横浜市・千葉市・さいたま市・相模原市)が連携・協力体制を図る訓練で、消防、警察、自衛隊、住民組織、医療機関、ボランティア団体など約140機関、約8000人が参加した。
川崎DMATによる応急医療訓練、塩素の漏えいを想定した特殊災害対応訓練、ヘリコプターによる高層ビルに取り残された人の救出訓練、避難所開設訓練など約30項目の訓練が行われた。
視察に訪れた安倍首相は「地域と防災関係機関が繋がりを持ち、災害への備えを確かなものにしてもらいたい」と訴えた。
川崎区から観覧に来た女性は「子どもは地震が来てもピンとこないので、こういう風になるんだよと見せたい思いもあって来た。勉強になった」と感想を語った。
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