幸警察署 詐欺防ぎ感謝状 川崎北加瀬郵便局に
幸警察署(山形暁署長)は1月16日、振り込め詐欺を未然に防いだとして川崎北加瀬郵便局の中田研一局長に感謝状を贈呈した。
同署によると、先月27日に、70代の女性が約300万円を引き下ろしに窓口を訪れた際、引き出し理由があいまいだったことを窓口業務を行う局員が不審に思い中田局長に相談。具体的な確認を行ったことで振り込め詐欺が発覚し、警察に通報したという。
中田局長は、「お客様から預かったお金をしっかり守るという観点で今後も積極的に声掛けをしていきたい」と話し、山形署長も「犯人グループの手口も巧妙化しているので、関係機関や区役所などと連携を高めて被害の未然防止に努めていきたい」と語った。
振り込み詐欺の被害は近年増加しており、幸警察署によると、昨年1年間(1月から12月まで)区内で発生した件数は、12件(未遂含む)で2011年の7件を大きく上回った。被害額も約4990万円で約2730万円から2260万円増加した。最大の被害額は500万円だった。
同署では、「多額のお金が急に必要になったなどの電話があった際は、まずは振り込め詐欺を疑う必要がある。電話があった際は、すぐに警察に連絡してほしい」注意を呼び掛けている。
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