緑区 文化
公開日:2025.12.18
将棋
プロ登竜門の大会で県優勝
十日市場小、武井柊一さん
プロ棋士への登竜門とされる「小学生将棋名人戦」の県予選が11月24日に横浜市で開催され、十日市場小学校に通う武井柊一さん(5年)が初優勝を果たした。3月21日(土)に山形県で開催される東日本大会に県代表として出場する。東日本大会で上位2位に入ると全国の決勝大会に進み、対局の様子がNHKで放送される予定となっている。武井さんは「決勝大会進出を目指す。考えていることが楽しい。ギリギリの勝負ならその方が勝ったときはうれしい」と全国のライバルとの対局に胸を高鳴らせる。
顔負けの熱量で
父親の慎一郎さんの影響で小学2年生のころに将棋を始めた柊一さん。「始めるのは遅い方だった」(慎一郎さん)というが、メキメキと実力を伸ばし、今年5月に行われた「倉敷王将戦」の県予選でも初優勝を収めるなど、ほんの数年で全国レベルまで成長した。
今年8月にはプロ棋士の養成機関「奨励会」の入会試験にも挑戦した。あと1勝のところで惜しくも合格を逃し、現在は「研修会」という育成機関に所属して、奨励会への編入を目指している。奨励会の合格率は約2割で、そこからプロ棋士としてデビューできるのは1〜2割と言われる厳しい世界。「東大を目指すと言ってくれた方が気が楽」と慎一郎さんは話す。
親の心配が期待に変わるくらいの熱量で、将棋に時間を費やす柊一さん。学校の休憩時間に将棋の本を読み、下校後はオンラインで対局、学校が休みの日は一人で都内の将棋道場に足を運ぶ。「ゲームやアニメよりも面白い」と言い、寝ても覚めても将棋のことが頭から離れない。プロへの険しい道のりを、楽しみながら着実に前に進んでいる。
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