川崎市が主催する技能職者後継者育成事業「技能職者に学ぶ」が2月25日、市立御幸中学校(安部賢一校長)で行われた。
毎年、川崎市技能職団体連絡協議会の協力の基、市内の中学校で開かれている。塗装職人や美容師など現役の技能職者が講師を務め、長年培ってきた技能を、体験学習を交えながら生徒に経験させることにより、進路や職業選択について考える動機づけを図るために行われている。また、川崎の産業を支える技能職について理解を深めることを目的としている。
当日は2年生の生徒約180人を対象に、着付けや広告美術、寿司商など11団体から43人の講師が指導にあたった。「街の中に豊富な種類の看板が多く、興味があった」と広告美術の体験教室に参加した女子生徒は「とても難しい。仕事をしている人の技術はすごいと思う」と話した。
また、福田紀彦市長が訪れ、各教室で生徒の奮闘ぶりを視察した。「見たり聞いたりするだけでなく、実際に体験することで技能職が身近に感じることができました。自分自身、新たな発見がありました」と感想を話していた。
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