幸区在住原口さん ビーチサッカー日本代表に ポルトガルで強豪国に挑む
幸区在住の原口翔太郎さん(27・東京レキオスBS)が14日、ビーチサッカー日本代表に初めて選ばれた。7月25日(現地時間)からポルトガルで行われる国際大会に出場する。「2年後のW杯出場のためにも、自分自身の結果にもこだわって戦ってきたい」と意気込みを語る。
ビーチサッカーは砂浜で行う5人制のサッカー。ブラジル発祥で、南米を中心に盛んに行われている。コートは一般的なサッカーコートの7分の1の大きさで、オーバーヘッドキックなどのアクロバティックなプレーが見どころ。日本でも近年全国各地でリーグが立ち上がるなど、フットサルと同様に注目を集める。
原口さんは、小学1年生からサッカーをはじめ、日吉中、橘高、松陰大でプレーしたが全国の舞台とは無縁の選手だった。しかし、09年に大学の先輩の紹介でビーチサッカーをみると、華やかなプレーの連続に魅了され虜となり、ビーチサッカーの世界に飛び込んだ。自分のプレースタイルに合っていたことと、努力のかいもあり、翌10年には多くの日本代表を有する強豪・東京レキオスへ入団。11年には、東日本リーグで、得点王にも輝いた。その年から、常に代表候補合宿には呼ばれ続けてきたが、合宿では思うようなアピールができず落選が続いていた。
悔しさを胸に昨季から持ち味のスピードを重点強化。基礎も見直して練習してきたことで、初の代表の座を勝ち取った。
選出の一報を聞いたときは「ずっと悔しい思いをしてきたので、ただただ嬉しかったし、ずっと支えてきてくれた家族や恩師、友人などに本当に感謝した」と振り返る。
ポルトガルで行われる大会では、25日アメリカ、26日ハンガリー、27日ポルトガルと対戦する(いずれも現地時間)。「強豪ばかりだが、日本の持ち味のスピードとパスワークで全勝を目指して頑張っていきたい。そして来年のW杯出場に向けても、今後行われる代表戦に毎試合選んでもらえるようアピールできたら」と意気込みを見せた。
7月17日には、自身がコーチを務めるTAKAサッカースクールの子どもたちに代表選出を報告。「日本代表として一生懸命がんばってくるから、応援をよろしく」と挨拶すると小野公也くん(14)から「僕たちの分まで頑張ってきてほしい」と激励の言葉が送られていた。
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