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幸区版 公開:2016年4月15日 エリアトップへ

組み体操「各校の判断で」 川崎市教委が指針

教育

公開:2016年4月15日

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 全国の小中高校で事故が多発している組み体操について、スポーツ庁は先月25日、事故防止の徹底を求める指針を各都道府県教育委員会に通達した。これを受け、川崎市教育委員会も、春の運動会・体育祭での実施を見据え、「安全を十分に確保した上で実施の判断をする」とした通知を、市内各校に出した。

 組み体操には、背に乗る「ピラミッド」や肩の上に立つ「タワー」など、下支えの人にかかる重さや、一番上に立つ人の高さが、けがの原因となる大技も多い。全国では年間8000件を超える事故件数が報告されているという。

 川崎市内では2013年5月、柿生中学校(麻生区)で、組み体操の練習中にタワーが崩れて7人の生徒がけがをした事故が発生している。

 事故の続発を受け、全国では対策を打つ教育委員会も現れている。

 東京都教委は、「ピラミッド」と「タワー」の今年度の実施を休止。段数制限や組み体操廃止の方針を示した教委もある。

 川崎市の通知には、組み体操実施についての明確な基準は示されず、各校の判断に委ねられる形となる。教委への実施報告義務はない。市内の小中高175校のうち、昨年度組み体操を行ったのは8割程度だという。

 川崎市教育委員会は「無理のない指導計画を立てるなどの周知徹底を図った。組み体操の実施は、十分な安全を確保できた上でのこと」としている。

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