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公開日:2016.07.01
ラゾーナ寄席が50回の節目
人の輪を落語でつなぐ
毎月第3火曜日にラゾーナ川崎プラザソル(堀川町)で開かれているラゾーナ寄席が、7月の開催で50回の節目を迎える。毎回、140人ほどの落語ファンが訪れており、世話人を務める桂米太朗さんは「今後も100回、200回と続け、川崎を代表する寄席にしたい」と話している。
4年前に始まったラゾーナ寄席は、川崎駅に直結している商業施設ラゾーナ川崎の5階にあるラゾーナ川崎プラザソルで開かれており、仕事終わりの人でも気軽に寄れるようにと、平日第3火曜日の夜6時半に開演している。
ラゾーナ寄席の世話人を務める真打の桂米太朗さん(落語芸術協会所属)と初音家左橋さん(落語協会所属)の2人が交互に出演する。もう一人の真打と二ツ目、前座を招き、合わせて4人が出演、終演後には出演者と観客が交歓する場として交流会も開いている。
かわさき産業親善大使で市内在住の桂米太朗さんは「毎回100人以上も入る寄席はなかなか無い。温かい雰囲気で迎えてくれるお客様が多く、とてもやりやすい」と話す。世話人の2人の所属協会が違うことから、出演者を毎回変え、ファンに飽きられないような工夫をしているという。また、「偉大な師匠たちを見習い、90歳を過ぎても出演することを目標にしたい」と意欲を語った。
節目の50回公演は7月19日(火)に開催される。初音家左橋さんのほか、真打の金原亭馬生さん、二ツ目の春風亭朝也さん、前座の金原亭駒六さんが出演する。 ラゾーナ寄席を見守るプラザソルの徳久昌敏館長は「50回もやっているので、地域に根差した文化として広がりを見せている。最近は若い人も増えており、笑いを通して人と人との輪がつながることを期待したい」と話している。
主催する公益財団法人川崎文化財団は、市民が育んできた寄席文化を無くさず、発展させていくためにラゾーナ寄席を2012年6月にスタートさせた。現在、約100人いるラゾーナ寄席を支える会の会員によっても運営は支えられている。入場料は2000円、交流会参加費は1500円(希望者のみ)。
問い合わせはラゾーナ川崎プラザソル(【電話】044・874・8501)まで。
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