第5期幸区区民会議の西野恭一委員長と村田清子副委員長は先月22日、2年間の活動成果や幸区への提言をまとめ上野葉子幸区長に報告した。2年間にわたり、自転車事故対策や地域コミュニティの活性化などについて審議を重ねた。
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区民会議は、暮らしやすい街を目指して、民間の委員が地域の課題解決を図るために調査審議を行い、区に対して提言をする機関で、2006年に始まった。
14年7月にスタートした第5期区民会議には西野委員長をはじめ、公募、推薦等で選ばれた20人の委員が参加し活動が実施された。
今期の区民会議は、第1期から継続的に審議されている自転車事故に対する「自転車事故ゼロ部会」と「地域力で暮らしやすいまち部会」の2つの専門部会が置かれ、それぞれ自転車の交通安全対策や地域コミュニティの活性化などをテーマに調査審議を行った。
自転車事故ゼロ部会では、自転車通行環境の改善、交通ルールの周知・啓発活動の推進等を提言した。西野委員長は「自転車事故対策はこれまで審議してきた課題。机上での話し合いだけではなく、安全教室などを実践し啓発することができた」と話した。
地域力で暮らしやすいまち部会では、地域包括ケアシステムの構築や自助・互助の意識を醸成する幸区独自の「ご近所支え愛モデル事業」が推進されていることから、関係団体へのヒアリングを実施。地域コミュニティの活性化に向けた町内会・自治会の取組事例を整理しまとめた。そして、この情報を広報紙などで活用することを提言した。
西野委員長は「住民のためになる取組を多くの方に周知することができたと思う」と振り返った。区長に提言された課題は、関係機関が連携しながら、解決のために取り組んでいく。
7月から始まる第6期区民会議の第1回会議は7月28日(木)、幸区役所で開かれる。時間は18時半から、当日先着20人が傍聴できる。
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