川崎市立商業高校ビジネス教養課の商業研究チーム生徒8人は、地域貢献を目的に川崎市歌の普及を目指して、市内にある駅の発車メロディーの導入に向けたアンケートを行っている。昨年に引き続く活動で、今年は6万8千人分の署名を目標に生徒は奮闘している。
この活動は昨年度卒業した生徒が始めたもので、今年で2年目。「音による地域貢献」をテーマに、郷土愛を育もうと川崎市歌を広める取り組みを行っている。昨年度は、JR南武線川崎駅の発車メロディーに採用してもらうなど、JR東日本に対する交渉、3千人分に及ぶアンケートを集める活動をした努力が実った。
今年度は、川崎駅以外への発車メロディー導入を中心に、市役所の電話保留音や商店街に流れる音楽、地元スポーツチームの応援歌への導入などを目指して活動している。
発メロの導入に向けてはJR東日本の基準から、導入を求める駅の一日の利用者の約8割以上にあたる6万8千人分の署名が必要だという。昨年度は全国初の取組ということもあり、特別にJR東日本が導入を決めた。
生徒たちは同校のホームページからアンケートを受けられるようにしているほか、駅や文化祭の会場でアンケート活動を行うなど、認知度調査の活動に奮闘している。
また、川崎駅東口の銀柳街商店街で10月15日(土)に開かれる秋祭りでもアンケート活動を実施する。当日は同校吹奏楽部による市歌の演奏や空手演武を披露するなど、市歌のPRを行う。
同校は、8月に開かれた研究実績の発表を競う第24回全国高等学校生徒商業研究発表大会の県大会に出場し、今回の研究テーマを発表し優勝に輝いた。
発表を行ったのは同チームの本間麻鈴さん、パワーポイントを駆使した黒川麻衣さんの2人。本間さんは「子どもの頃から知っている川崎市歌を広め、これからの世代の人たちにも伝わるようにしたい」と話す。
黒川さんは「銀柳街の秋祭りでは、たくさんの方々に来て頂き署名に協力してほしい」と呼びかけている。
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