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幸区版 公開:2016年10月28日 エリアトップへ

市食品衛生協会 地域に出張“手洗いマイスター” 園児対象に初の試み

教育

公開:2016年10月28日

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手洗い用チェッカーで汚れを確認する園児
手洗い用チェッカーで汚れを確認する園児

 一般社団法人川崎市食品衛生協会(高橋時雄会長)に所属する「手洗いマイスター」が18日、ちびっこ手洗い教室を幸いずみ保育園で実施した。同協会による、感染症、食中毒予防の啓発事業で、今回が初の試み。

 「手洗いマイスター」は公益社団法人日本食品衛生協会が、手や指を介する二次感染による感染症や食中毒が近年多発していることから、2014年度に導入した制度。衛生的な手洗いを指導、啓発し、感染症や食中毒の発生防止に努めている。

 現在、市の食品衛生協会には認定講習会を修了し、手洗いマイスターの称号を受けた食品衛生指導員が29人おり、地域における衛生的な手洗い指導の中核を担っている。そこで、同協会では「出張!いつでもどこでも手洗い応援隊!」をスローガンに、手洗いマイスターによるちびっこ手洗い教室を行うことを決めた。

 手洗い講習を受けたのは、幸いずみ保育園(南幸町/社会福祉法人三條会川崎さいわい)の園児約20人。講習には高橋会長など手洗いマイスター5人が訪れた。教室では、パワーポイントを使用した手洗いの重要性についての講話と手洗いの実技を実施した。

 手洗いが上手にできているかは、手洗い用チェッカーを用い専用ローションを園児の手指に塗布し、汚れが残っているかをブラックライトに照らして判定。汚れが残っている部分を浮かび表し、正確な手洗いの仕方を指導していった。

 指導を受けた園児は「爪を洗うのが難しかったけど、きれいに洗えた」「手が光って汚れているのが分かった」などと感想を話していた。手洗い講習を受けた園児らには、「川崎市ちびっこ手洗いマイスター」認定書が交付された。

 高橋会長は「湿度が低く、乾燥している11月から1月までの期間は、ノロウイルスによる食中毒の発生が多い。手洗いの重要性を知ってもらえれば」と話していた。今後、市内の保育園等で手洗い教室を実施していくという。

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