幸区役所(上野葉子区長)はこのほど、市が進める地域包括ケアシステムの概要などをまとめたDVDを制作した。映像には地域包括に関わる多くの区民が出演しており、同システムについての理解と自助・互助の取り組み推進を目的としている。
住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、「自助・互助」を促し、「共助・公助」に取り組む仕組みとして、市が進める地域包括ケアシステム。子どもから高齢者・障害者を対象に、医療や介護、福祉、生活支援など必要なサービスを提供する体制づくりを目指している。
DVDを制作したのは、幸区役所地域みまもり支援センターの職員。自助・互助につながる区内の地域団体の活動紹介を通して同システムを分かりやすく説明しており、町内会・自治会、社会福祉協議会、子ども会連合会、少年野球連盟、障害者施設、保育園、日語ボランティアなど30の地域団体が出演している。
自助(生きがい、仲間作り等)では、ラジオ体操や健康体操を推進する運動普及推進員の活動などを取り上げている。互助(地域のつながり、ボランティア等)では、ご近所支え愛モデル事業などに取り組む団体を紹介。共助では医療保険制度の仕組み、公助では地域みまもりセンターなどの役割を解説している。
DVDは300枚作成。「みまもるつながる地域の輪」を合言葉に区民が登場する映像(15秒・30秒バージョン)も含まれている=写真。7日以降に、撮影に協力した30団体のほか、幸区地域包括ケアシステムネットワーク会議85団体、その他希望する団体等に配布される。映像は、区役所1階待合コーナーのモニターなどで放映。市ホームページ上にある公式チャンネルでも閲覧することができる。
区担当者は「地域包括ケアシステムは、子どもから年配の方までが対象だということをイメージしてもらうため幅広い年代の方に出演頂いた。自分も参加できるという意識を持って頂けたら」と話している。
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