神奈川県教育委員会は県立川崎図書館のKSP(高津区)の移転に向けた意見交換会を先月25日、幸区の市産業振興会館で開いた。
県教育委員会によると、川崎市が川崎区富士見の図書館のある場所に市民館と区役所を整備する計画を示しているという。2017年度末までに移転してほしいとの市の意向が伝わってきたことから、場所を検討。交通の利便性がよく、先端技術産業が集積、県の科学拠点である神奈川科学技術アカデミー(KAST)との連携に期待できるKSPへの移転を決め、2013年12月に発表した。
移転にあたっては約43万冊の蔵書のうち、3分の2にあたる30万冊近くをKSPに移し、残りを当面は外部保管することや青少年向けの科学図書を市図書館に移管することが計画されている。
意見交換会では、市立図書館に移管された本を川崎市民以外も気軽に借りられるよう工夫してもらいたいといった意見が出された。一方で移転に反対する声も聞かれた。
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