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幸区 社会

公開日:2017.02.03

火事から文化財を守ろう
無量院で消防訓練

 幸消防署と幸消防団は先月24日、文化財防火デーに合わせて、小倉の清水山無量院(大久保公之住職)で消防訓練を行った。

 訓練は本堂から火の手が上がった想定で実施。大久保住職が消火器で初期消火を試みたあと、119番通報を行った。その後、署員や団員がホースを用意し、本堂に向かって一斉に放水した(=写真)。

 文化財防火デーは、1949年1月26日、法隆寺金堂にある国宝の十二面壁画の大半が焼失したことを受けて1955年に定められた。例年、全国各地で文化財のある寺院などで同日前後に消防訓練が行われている。

 市内の指定文化財は建築物や絵画など、合わせて約111件ある。同院では市内最古といわれる庚申塔(石燈籠)が市重要郷土資料に指定されている。区内では同院のほか、稱名寺や長弘寺など5件が指定されている。

 大久保住職は「実際に訓練をやる機会が無いので、実施はありがたい」と話していた。

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