多摩市では、今年6月から多摩センター駅〜永山駅間でミニバスの実証実験を実施する。実施に先立ち、5月16日(火)・17日(水)午後7時〜9時に乞田・貝取ふれあい館ホールで説明会を開催する。
ミニバスは、路線バスの定期運行を補完するための支線公共交通で、多摩市では現在、永山駅を起点に循環バスとして多摩ニュータウンの東側と西側で運行している「東西線」と、同じく永山駅を起点とした「桜ヶ丘・和田ルート」「愛宕ルート」を交互に運行する「南北線」がある。
今回、実証実験を行うのは、多摩センター駅から多摩ニュータウン通りを通り、永山駅までを結ぶルート(表参照)。運行ダイヤは、日中の時間帯を中心に1日8運行を予定しており、運賃は京王電鉄バス(株)のバス料金と同じ距離制となる。期間は6月からの3カ月を予定しているという。
交通網の再編へ
一般的に路線バスなどの定期運行については、人口密度が高く需要が多い地域を運行しなければ路線の維持が困難になる。市では今後の急速な高齢化に伴う人口密度の低下に対して、路線バスを補完する支線公共交通としてミニバスの運行をはじめとした地域密着型交通の検討は必須としている。一方で多額な経費が必要となるため、実証実験や利用者アンケート等を通じて得た情報をもとに、市内全体の公共交通網の再編に活用していきたいという。
説明会は、各日定員60人(先着順)。参加希望者は直接会場へ。詳細の問い合わせは市道路交通課【電話】042・338・6826へ。
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