神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2018年3月8日 エリアトップへ

「再生エネ」通じ まちづくりを

経済

公開:2018年3月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
再生エネルギーについて話す「たまエンパワー」の山川勇一郎代表。事務所はココリアの4階にある
再生エネルギーについて話す「たまエンパワー」の山川勇一郎代表。事務所はココリアの4階にある

たまエンパワー・山川代表

 東日本大震災以降、多摩市にはエネルギーを地産地消する取り組みが広がっている。今回は「多摩エネ協」「多摩電」に続き2015年に誕生した「たまエンパワー株式会社」(落合)の山川勇一郎代表を紹介する。

 山川代表が起業したのは、父・陽一氏が市民活動に深くかかわっていた影響が大きい。12年に登場した「多摩循環型エネルギー協会」(諏訪)は再生可能エネルギーの普及を啓発する。そこから環境省のモデル事業として同年「多摩電力合同会社」(同)が設立した。陽一氏はこれらの流れの中心におり、当時企業に勤めていた山川代表は13年から参画するようになった。

地域の課題地域で解決

 「新しいプラットホームを作りたい」――。山川代表は再生エネの事業者、利用者らに接する中で「それぞれに困りごとがある」と察し、同社を立ち上げた。社名には「ご縁(=エン)を力(=パワー)」の意味を込めた。地域のネットワークを活かし、再エネについて地域の課題解決となるサービスを提供することを目的とする。

 世界の潮流として、自然エネルギーの利用は進む。その一方で、目先の利益を優先しそこから視線をそらすような状況もみられる。山川代表は「もどかしさ」を感じつつも「事実を作っていく」と力を込める。

 具体的には地域の業者と協力し太陽光発電の屋根上設置を進める。体験型の施工サービスも考案した。また新電力会社と連携し電力の「自家消費提案」もする。豊富な知識をいかした柔軟なアイディアは強みのひとつ。めざすは「再エネを通じたまちづくり」だ。

多摩版のローカルニュース最新6

花あふれる南大沢へ

花あふれる南大沢へ

27日・28日 フラワーフェス

4月25日

多摩市内の桜 振り返る

GWに「タマカワラフェス」

GWに「タマカワラフェス」

地元有志が初の試み

4月25日

「健幸」に取り組む事業所紹介

多摩市

「健幸」に取り組む事業所紹介

市内大学生が取材

4月25日

小野路で音色楽しむ

小野路で音色楽しむ

4月 ピアノ・ソロ演奏会

4月25日

ヤングケアラーを支援

リバティ

ヤングケアラーを支援

都内在住中高生が対象

4月25日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook