伊勢原版 掲載号:2012年9月28日号
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9月11日に岩手の被災者にむけ新聞を発行した「DTPA」の顧問を務める 山田 貴久さん 向上高等学校長 54歳

新聞でつながってきた

 ○…東日本大震災で甚大な津波被害を受けた岩手県宮古市には、仮設住宅に暮らす人にむけた新聞がある。「明日に向かって」。向上高校新聞委員会の卒業生で構成される「DTPA」(Desk Top Publishing Assistants)が地元NPOに協力して昨年5月から作成。復興へ歩む人の姿や、個性あふれるお店紹介など、実際に現地で取材した記事でにぎわう。9月11日には6号目を被災者に配布。「紙面を通じ地域に貢献できてうれしいですね」。DTPAの顧問として新聞作りに対する思いは人一倍だ。

 ○…向上高校の校長に就いた一昨年までの28年間、同校の新聞委員会で顧問を務めた。1995年の阪神淡路大震災直後、生徒と被災地に入り取材を敢行、支援活動にも携わった。04年に発生した中越地震でも現地で取材を行った。「被災地で見たことを地元に生かそう。自分たちにできることで人の役に立とう」―。新聞作りにおいて現場主義・地域貢献の姿勢を教え子には説いてきた。

 ○…DTPAの活動は多岐にわたる。市内岡崎にある社会福祉法人の作業所で壁新聞作りを手伝うなど、現場主義・地域貢献の姿勢は変わらない。「高校を卒業してもこうして多くのメンバーが集まり、活動してくれる。新聞は人と人を結びつけてくれると思います」。大学生になった教え子とのつながりはかけがえのない宝物。「人とのつながりを絶やさず、やれる範囲で新聞を続けたい」とにっこり。

 ○…東京都生まれ。北里大学を卒業後に教員を志し、24歳で向上高校に赴任、教壇では生物を指導した。翌年に結婚し、現在は都内に暮らす。「教員生活のほとんどで新聞作りに関わってきました。振り返るとあっという間であり、充実していたなと思います」。教員となり今年で30年。これからも若い記者たちとの新聞作りは続きそうだ。
 

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