市が実施した「みどりのカーテン自慢コンテスト」の家庭部門で1位に選ばれた 遠藤 智さん 日向在住 35歳
植物見つめ咲く笑顔
○…つる性の植物で日光を防ぎ、暑さを和らげる「緑のカーテン」。その出来栄えを競うコンクールがこの夏に行われ、市内52作品の中から1位に選ばれた。今年5月、自宅でゴーヤやパッションフルーツを植え、高さ4mのカーテンを作った。10月末の吉報に「まさか」と夫婦で驚いた。4年前から始めたがコンクールは今回が初めて。インターネットで調べながら試行錯誤し、「今年が一番うまくできた」と振り返る。
○…日向に生まれた。外で元気に遊ぶ少年は、野に咲く草花にも関心を持つようになった。中学生の時に母を亡くしつらい思いをしたが、働く父のためにすすんで掃除や洗濯をこなし、台所にも立った。高校卒業後に就職。現在も厚木市内の飲料製造会社に勤めている。家では掃除や洗濯、料理を手伝うお父さん。「難なく家事ができるのは中学時代の経験があるからです」。母が眠る墓にはチューリップの花を手向けている。「明るく元気な花を飾ってあげたい」と優しい表情をみせる。
○…緑のカーテンを始めたのは、植物が好きという理由もあるが、やはりわが子の存在が大きい。「地球温暖化対策、節電対策も期待される取り組みですから。子どもの世代により良い地球を残さないと」。カーテン作りは、家族で環境について考える機会にもなっている。「だからこれからも続けたいと思います。子どもが大きくなったら一緒に苗を植えたいですね」。来年以降もコンクールには参加する予定。「皆でチャレンジ」が家族の合言葉だ。
○…来年、二児の父になることもあり「仕事や育児を今まで以上に頑張ります」と意気込んでいる。忙しい毎日のなか、休日に銭湯で一息つくのが至福の時間だ。また、趣味の料理も良いリフレッシュになっているとか。「主人の作ったローストビーフは最高に美味しいんですよ」―。うれしいほめ言葉に、満開の笑顔が咲いた。
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