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伊勢原 人物風土記

公開日:2025.11.21

伊勢原南公民館で12月6日(土)にクリスマスツリーを作る工作教室を開く
押味 孝志さん
東大竹在住 64歳

作る楽しさを次世代へ

 ○…「こどもたちに電子回路や、ものづくりへの興味を持ってもらうきっかけになれば」。LEDを使って光る卓上クリスマスツリーを作る工作教室を初開催する。小学生でも簡単に作れるように、それぞれのパーツを準備、当日組み合わせるだけにした。「回路を切り替えると光り方や色が変わるようになっている。関心を示した子どもたちには、光る仕組みなど分かりやすく説明したい」とほほ笑む。

 ○…新潟県出身。小学生の頃にテレビの裏側を見て、複雑な配線に「こうやってテレビ画面に絵が映るのか、と興味を持ったことを覚えている」。手先が器用でものづくりにも関心があったことから大学も工学部へ進学。卒業後アンリツに入社、厚木の工場で通信用測定器の開発などに従事してきた。

 ○…50代後半から第二の人生を好きなことに費やそうと決め、61歳で退職。かねてから好きだったDIYや畑仕事を楽しんでいたところ、地元自治会から声を掛けられ役員を務める。昨年子ども会でクリスマスツリー工作教室を企画すると40人近くが参加するほど大盛況だった。「これまでほとんど周りの人と接点が持てなかったが徐々に知り合いが増えてきた。自分のできる事で地域に貢献できるのはうれしい。時間はあるので手間な事も苦にはならない」。

 ○…我が子に机やベッドを作るほどのDIYの腕前。ほかにも畑で野菜を栽培、なぜ種から野菜や実がなるのか、進化への興味が尽きない。「次はミカンを育てようと思っている」と楽しそう。公民館前の畑も借り、ジャガイモなどを植え、子ども会で収穫や調理する催しを開催する。「子どもたちは地域の宝。大事にしないと」と目を細める。もうすぐ4人目の孫が誕生する。

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