10月25日から茨城県で開催される「関東高校選抜新人陸上競技選手権」に出場する 松井 玲奈さん 伊志田高校2年 16歳
競技歴10カ月の成長株
〇…今年1月に三段跳びを始め、4カ月後の県高校総体でいきなり3位入賞。自己新となる11m64cmを跳んだ。8月の全国高校陸上競技選抜大会では11m80cm(7位)。続く日本ユース選手権では11m83cm(5位)と記録は右肩上がり。9月には県大会で優勝し、関東大会に県代表として臨む。「優勝が狙える12m台が目標」とさらなる高みを目指す、可能性に満ちたアスリートだ。
〇…平塚市に生まれ、幼いころから空手や水泳などのスポーツに親しんだ。就学前に伊勢原へ移り、成瀬中学校で陸上を始めた。卒業後、一家は再び平塚へ引っ越したが、高校まで片道1時間半かかるため市内にある祖母の家に暮らしている。好奇心から始めた三段跳びも最近面白さが分かるようになってきた。「ホップがだめだと決まってステップ、ジャンプもだめ。何事も最初が肝心。イメージ通りにできた時の達成感が楽しい」。帰宅は毎日遅いが「充実しています」と文字通りの表情を見せる。
〇…三段跳びを始めてからの10カ月間は、楽しいばかりではなかった。部員32人のうち、女子三段跳びはただ一人。筋力トレーニングやランニングなど独りの時間は多く、それは大会も同じ。三段跳びが実施される大会に他の部員が出場することはほとんどなく、今年の地方遠征に同行してくれたのも監督と部員1人だけだった。誰にとっても孤独はつらいもの。それでもくじけず練習に取り組み、結果を残せたのは、友達の励ましがあったから。
〇…8月の全国大会直前、仲の良いクラスメイトたちが「必勝」と書かれた純白の鉢巻きをプレゼントしてくれた。「ひとりじゃない。頑張って」―。白地が見えなくなるほどの寄せ書きがうれしかった。「今度は私がお返しする番。関東大会では必ずメダルを持ち帰って皆を喜ばせたい」。応援された分だけ伸ばしてきた自己ベスト。躍進はまだ始まったばかり。
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