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伊勢原 スポーツ

公開日:2014.12.26

春高バレー1月5日
伊勢原、京都橘と初戦
県予選に続く「橘」撃破に期待

  • 「全員バレー」を誓った古谷主将と中坂監督

 「春高」の名で知られる全日本バレーボール高校選手権大会が1月5日(月)、東京都渋谷区の東京体育館で開幕。18年ぶり16回目の出場となる伊勢原高校女子(中坂慎次郎監督/29人)は同日午後4時45分、メインアリーナAコートで京都橘(京都)と対戦する。

 11月9日の県予選準決勝で、市立橘の21年連続出場を阻止して春高切符を手にした伊勢原。初戦の京都橘は18年連続で春高出場、10月の国体で準優勝している強豪だ。関係者の間では「橘有利」の見方が強い。

 しかし、伊勢原に臆するところはない。京都府出身の中坂監督は「強いということはよく知っていますが、パワーならうちは負けていない」と分析する。 

 監督が攻撃の要に挙げたのは、ここまでチームを引っ張ってきた古谷ちなみ主将(3年)。速さと強さを備えたアタックでチームの躍進を支えてきた。古谷主将は「県予選の時と同じように、もう一度”橘”に勝利したい」と意気込む。

 「この代は勝つべくして勝ったチームです」。こう話すのは5年ほど前からチームに帯同する鍼灸マッサージ師の下田吉紀さん(30歳)。現チームの一体感や熱気を間近で感じてきた下田さんは「個々のケガも治りつつあり、全体のコンディションも良い。期待しています」とエールを送る。

 当日は保護者や学校関係者、OGら1千人以上が駆けつける。「すべての方に感謝して全員バレーを出し切ります」と主将。古谷組の最終章が始まる。

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