戦争体験者の証言を記録・保存する取り組み「映像ライブラリー」でリーダーを務める 山口 貴大さん 日向在住 22歳
感謝の分だけ恩返し
○…戦後70年の節目に、戦争体験者の証言を記録し後世に残す「映像ライブラリー」という取り組みが、東海大学と伊勢原市の間で行われている。活動するのは文学部に通う有志4人。その中のリーダーを務める。1月22日には横須賀海兵団員としてミッドウェー海戦を経験した男性にインタビュー。「今の自分と同じくらいの年齢で、国のために命をかけたことが信じられなかった」といい、「記録映像が不戦の戒めになってほしい」と望んでいる。
〇…日向に生まれた。小学生のころは5歳下の弟とサッカーボールを追いかけるスポーツ少年。高校生になると、普段からロックを聴いていた父の影響で音楽に興味を持った。指をつりながらギターを練習した毎日。「少しずつ上達できる達成感がうれしかった」となつかしむ。東海大相模高校では軽音楽部に所属し、仲間6人でバンドを結成。大学では軽音楽サークル「キャンパス・フォークソング・ソサエティー」で青春時代を過ごした。
〇…音楽を通じて得たものは多い。たくさんの出会いや、活動の中で学んだコミュニケーション術、自己表現の大切さなど。サークルの幹部として200人の大所帯をまとめた経験を通して「それぞれの立場を理解しようとする姿勢」も身に付いた。高校時代のバンド仲間とは今でも一緒に音を出す。ギターは趣味であり、友情をつなぐ大切な相棒だ。「有意義な学生生活を送ることができたのも周囲の支えがあったから。両親にはとくに感謝でいっぱい」と頭をさげる。
〇…今春、大学を卒業し、都内の精密機器メーカーに就職する。映像ライブラリーの続きは後輩が引き継ぐ。「今の平和と繁栄を築いた先達に感謝。それらを守る責任が私たちにはあると思います」。これからは社会人として日本を支える。「世の中に貢献できる人になりたいですね。でもまずは初任給で親孝行」。恩返しをしながら前に進む。
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