若手同士の懸け橋に

　○…県内19商工会の青年部で組織される県商工会青年部連合会。５７０人を超える部員の新しいリーダー役として「若手が商業活性化の原動力となれるように、県内商工会のネットワークをひろげていきたい」と意気込みを話す。掲げたテーマは『活』。活気あふれる青年部をめざし、部員増強などの組織強化をはじめ、ホームページやブログを使った情報発信にも力をいれていく。

　○…伊勢原小・中沢中・向上高校卒と、生まれも育ちも伊勢原。実家の不動産業・伊勢原土地（株）は父が立ち上げた。跡継ぎを意識しだしたのは21歳の時で、証券関係の会社で働きながら日本に唯一という明海大学不動産学科で学んだ。26歳で家業に入り12年、「衣・食・住」のひとつを担う仕事の大事さを感じながら働く日々。「家には人の喜びの全てがあります。多くの人が一生に一度の買い物。喜んで頂けるように行動していきたい」と話した。

　○…県青連で理事を２年。市・県の青年部活動を通じて、仲間と過ごす活動の楽しさだけでなく、県内の商工業のネットワークの大切さを知った。「ビジネスに情報共有は必要。ぜひ商工会を仕事の活用に使ってほしい」と言う。また、２年後の県青連50周年、その後には市青年部の50周年も控え、「県と市の商工会、そしてお客様への懸け橋になれるように頑張ります」と笑顔で話した。

　○…趣味はドライブ。家族５人で温泉などに行きながら、先々で名物など食べるのも楽しみのひとつ。これから会長として県内の商工会を回る際も名物を食べるのは「外せない大事なこと」とにんまり。もちろん市の青年部活動にも力を入れる。多くの事業があるが、伊勢原市内の商工業者を子ども達に回ってもらい紹介する『伊勢原を知ろう』事業がお気に入り。「伊勢原は海にも山にも近く、豊かで魅力溢れる街。もっと伊勢原を知って好きになってほしい」と微笑んだ。