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伊勢原 人物風土記

公開日:2016.11.25

プロ野球ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから4位指名を受けた
森山 恵佑さん
専修大学4年 22歳

夢を与えられる存在に

 ○…身長189センチ、体重95キロ。その恵まれた体格から放たれる打球はバックスクリーンを越える。付いた異名は「ゴジラ2世」。そんな周囲からの注目に、「恐縮です」と謙虚な笑顔で答える。10月20日に行われたドラフト会議で、日ハムから4位で指名を受け、来季からプロ野球選手としての一歩を踏み出し始める。「1カ月経ってようやく実感が湧いてきました。純粋に嬉しいです」

 ○…富山県出身。幼少期から兄の野球の試合を父親とよく観に行っていた。小学5年生で本格的に野球を始め、ピッチャーとして活躍。中学3年生の時には強豪・星稜中学との試合でノーヒットノーランを達成した。これが関係者の目に留まり、星稜高校へ。しかし、1度は出場したいと思っていた甲子園には3年間行くことができなかった。「3年生の時の夏の県大会決勝は、忘れたいけどずっと忘れられない試合です」と苦い思い出を振り返る。

 ○…専修大学野球部へ進み、齋藤正直監督との出会いで転機が訪れる。1年のオフシーズンに現在の齋藤監督に代わると、ピッチャーから打者に専念。「長距離打者として活躍していた監督とは共通点も多く、素直についていけました。”打者・森山”は監督とつくり上げてきたものだと思っています」。その後は大型スラッガーとして大学野球界で注目を集め、今春の東都大学野球リーグ戦ではベストナインにも選出された。また、この1年は主将としてもチームを牽引してきた。

 ○…伊勢原での寮生活だった4年間。毎年お正月には必勝祈願に大山へ訪れたという。「落ち着いていて、地元と同じく過ごしやすい場所でした」と印象を話す。「監督や両親、地元の人など、これまでお世話になったすべての人に活躍している姿を見せることで恩返ししていきたい」。プロ野球選手という小さい頃からの夢を叶え、「今度は自分が夢を与えられる存在になれたら」と笑顔で語った。

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