伊勢原市下谷の土地改良区内の水田で6月18日、ホバークラフトを使った農薬散布試験が行われた。
これは、水田農業の省力化を目的に県農業技術センター(平塚市)が実施したもので、県内では初の試み。
県は平成初頭にヘリでの農薬散布が中止されて以降省力化に向け新たな取り組みとしてホバークラフトの導入を検討してきた。試験利用には広大な面積の水田が必要であることから今回同所が選ばれたという。
この日は農業関係者ら30人ほどが参加。全長2m、重量30kgのホバークラフト「eボート」((株)タカキタ機械・本社三重県)をメーカーの指導を受けながらラジコン操作で操り、苗が植えられた水田の上を走らせて農薬を散布。除草作業を行った。
操縦を体験した一人は「慣れないと操作が難しいが使いこなせれば除草が楽になると思う。ただ使える農薬も限られているようだし、費用も問題」と話した。
通常農薬散布は人が水田に入って散布するため高齢化した農家では重労働になっており、作業の省力化は喫緊の課題になっているという。
同区の細野輝男事務局長は「簡単に農薬が散布できるのは便利で良い。ただ各農家で購入するのは費用的に難しく導入するには改良区で購入し貸し出すなどの方法が考えられる」と話していた。
eボートはポリエチレン製の船体で浅水状態でも作業が行える平底設定になっているため、苗を傷つけず農薬が散布できるのが特徴。メーカーによれば、北海道で多く利用され、関東では埼玉県内で使われているという。小売価格は約68万円。
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