伊勢原市内の公共施設での使用料を定める関係8議案が10月5日、伊勢原市議会9月定例会の最終日で可決された。これにより来年7月1日より市内32施設で有料化・使用料の改定が行われる。
市では、公共施設の老朽化や少子高齢化・人口減などの進行による厳しい財政予測を背景に、将来の公共施設の適切な維持を目指した「公共施設等総合管理計画」を2016年に策定。また翌年3月には、使用料算定と基準を示した、施設利用者に管理運営費の一部負担を求める「公共施設の受益者負担に関する基本方針」を策定。市民に説明会等を実施してきた。
最も利用が多いとされる公民館は、県内13市で同様の施設が設置されているが、現在使用料が無料なのは伊勢原、厚木、平塚、茅ヶ崎の4市のみ。
今回の改定により公民館や小中学校、スポーツ施設など市内32施設97カ所での使用料が必要となる。大半が1時間あたり100円〜200円となり、最大が中央公民館・展示ホールの700円。武道館や総合運動公園の一部では改定により使用料が安くなる。また教育活動や公益事業などによる使用料減免については、統一的な運用を図るためにガイドライン(案)が作成された。
市は改定に伴い、年間約1700万円の増収を試算。担当する市公共施設マネジメント課では、老朽化による建て直し等に対応する基金設立も将来の視野に入れつつ「利用料は施設の維持管理費の一部として、適切に使用していきたい」と話す。
今後、市では回覧板や市広報紙での情報発信をはじめ、各施設での説明会を予定。使用料改定を周知していくとしている。
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