伊勢原版 掲載号:2019年1月18日号 エリアトップへ

成瀬公民館で1月31日から開催される歴史文化探訪「お茶講」で講師を務める 森 武さん 高森在住 74歳

掲載号:2019年1月18日号

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知識や経験を地元に還元

 ○…日本にお茶がどのように伝わってきたかなど、時代背景や歴史を学び、茶器づくりも体験できる連続講座「お茶講」。市の歴史解説アドバイザーとして活動し、自宅では陶芸教室を開くことから講師に白羽の矢が立った。「お茶の歴史を通じ、切り離せない茶器の歴史も知ってもらう講座です。修了後もサークルとして、窯業地や茶室の見学会などもできれば」と話す。

 ○…陶芸を始めたのは25年前。展覧会で見た国宝の茶器に魅了されたのがきっかけ。「形、色すべてに魅かれた。運命の出会いだった」と振り返る。その国宝と同じように作りたくて始めた陶芸。ほぼ独学で技術を積み重ね歴史を学んできたがまだ夢の途中。「思い通りにならないのが陶芸の魅力。作品として後に残るのがものづくりの喜びだが、20年以上やってきて満足できたのは2、3個ですよ」と微笑む。

 ○…比々多出身。数学が得意だったことから高校を卒業後恩師の勧めで銀行へ入行し支店長などを歴任してきた。負けず嫌いで興味があることは突き詰める性格。同期に負けたくない一心から仕事帰りに会計の専門学校にも通った。「知識で負けたくない思いが強かった。読書はずっと好きで、今も毎日寝る前の日課です」と笑う。

 ○…東名高速の建設工事にともない26年前に高森に転居。住み慣れた地を離れることに抵抗はあったが、同じように緑に囲まれた高森を妻も気に入ったことが決め手になった。老人会会長を務めた5年前「地元のことを知りたい」という声を聞き、自分が勉強して皆に伝えたいと歴史解説アドバイザー講座を受講。現在は市老人クラブ連合会の副会長を務め「歴史の勉強も陶芸もやればやるほど面白い。今後も地域の役に立てれば」と笑顔で話した。

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