市内桜台2丁目の伊勢原協同病院跡地の一部を取得して、市が整備を進めていた防災機能が付いた都市公園がこのほど完成し、6月15日に供用を開始した。
桜台地区に都市公園が不足していることや、大規模災害に備えるため、市は公園整備の計画を進めてきた。2015年度に基本設計をして、翌年度に用地を取得。実施設計を経て、17年度に着工した。事業費は約2億2300万円で、うち約1億4千万円が用地費。
名称は中尾谷公園。面積は2367平方メートルで、跡地に建てられたマンションンの南西側に位置する。子どもたちが遊べる複合遊具のほか、健康遊具などが設置されている。
また、停電時や公共下水道が使えない時でも汚水が貯留できるトイレや、バッテリー内蔵の公園灯、災害時にトイレとして使用できる「トイレベンチ」などを整備。今後は「かまどベンチ」や防災井戸なども整備される予定で、9月上旬までには設置される見込み。
同公園は中尾自治会の一時避難場所の1つとしても指定されている。
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