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伊勢原 文化

公開日:2020.03.06

炎に無病息災など祈願
大山寺で五壇護摩

  • 中央の壇の前に座りお経を唱える篠宮住職=2月28日

  • 全国的に珍しい五壇護摩

 大山の中腹に位置する雨降山 大山寺(篠宮聖尚住職)で2月28日、5つの燃え上がる炎に無病息災などの所願成就を祈願する「五壇護摩」が執り行われた。

 大山寺は、関東三十六不動の霊場である古刹。五壇護摩は古来、天皇家などの大事にのみ行われてきた修法で、毎年この日に執り行われる。

 本堂の五大明王の前に置かれた5つの護摩壇から舞い上がる炎は、煩悩を断ち、貪・瞋・嫉(とん・じん・ち)の三毒を焼き尽くすと言われている。五壇で護摩を行うのは全国的にも珍しいとされ、毎年多くの参詣者らが訪れる。

 この日は、午前と午後の2回にわたり、護摩祈祷が行われた。僧侶たちがお経を唱えながらそれぞれの壇に護摩木をくべると、炎が大きく燃え上がった。太鼓の音と僧侶たちの読経が響く荘厳な雰囲気の中、訪れた参詣者らは手を合わせ、無病息災など思い思いの所願成就を祈願した。

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