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伊勢原 人物風土記

公開日:2020.03.20

2月5日付で大山先導師会旅館組合の組合長に就いた
武田 安司さん
大山在住 64歳

一期一会を大事に

 ○…大山信仰を各地に広め、多くの参詣者を呼び入れてきた先導師。当初は仏教家としての呼び名だったが、その後神職に対して用いられるように。現在組合には先導師旅館が27軒、旅館を営まない先導師が13人加入する。日本遺産認定を生かして観光客を増やそうと、市や観光協会らと協力し、昨年から学生の教育旅行(修学旅行)誘致に力を入れている。「とうふ作りや浄書など体験型の旅行。多くの学生に来てもらえるよう、組合内で研修を重ね、受け入れ態勢を整えたい」

 ○…17代続く、たけだ旅館を営む(有)武田旅館の代表取締役。「外の世界を知らないとだめ」という父の助言で、大学卒業後は伊勢原市役所に入庁。「会社勤めをするつもりでしたが、地元のために働こうと思いました」。市民課、財政課、スポーツ課などで勤務し、52歳で退職。家業を継ぎ、神職の資格を習得するため、國學院大學の集中講座を受講。寒川神社で研修を受けた。現在は厚木市や愛川町の神社で宮司を兼務する。「旅館に入った頃はお客様の顔を覚えるのが大変だった。大山の魅力を存分に感じて頂けるよう、小さな旅館ならではのふれあいを大切に、一期一会の気持ちで接しています」

 ○…中学から大学までソフトテニスに夢中になった。スポーツ観戦も好きで、特にサッカーは、日韓W杯をはじめ、アジア予選観戦のため韓国にも行ったほど。「スポーツ全般が好き、今は自分がやるよりも、観戦しながらの一杯が最高」と話す。

 ○…伊勢原大山インターチェンジが開通し、多くの人が訪れることが期待される大山。「歴史と文化を後世に伝えながら、新しい挑戦も必要。組合長として、チームワークを大事に、大山を盛り上げていきたい」

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