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伊勢原 コラム

公開日:2020.04.03

孫の前ではカッコよく

 今日はジイチャン頑張りました!



最近、小3になる孫が「ジイチャンの料理、美味しい!」と言ってくれます。まず味噌汁、具はネギだけ。右手に包丁を持たせてギーコギーコと。包丁を向こうに押して手前に引いてひとつ切ります。いっぺんには切れません。時間がかかります。卵を3つ左手で割ってスクランブルエッグを作ります。フライパンの柄を右手で握ります。こんなことが出来るようになりました。ジイチャンは、孫に誉められればなんでも頑張ります。



 こんな話もあります。最近、昔よく行った定食屋に行きました。注文したのは「豚カツ定食」これが食べたかった。「いらっしゃい。久しぶり!」。私は何食わぬ顔をして麻痺した右手に箸を持たせ食べ始めます。すぐ汗がたらたら出ます。キャベツも何とか食べます。豚カツひと切れを箸で差して口に運びました。そして、みそ汁、お新香…、完食です。カウンターの中の肝っ玉母さんはいつもの顔。彼女は私が麻痺の右手でご飯を食べている事に気が付かなかったのです。



 「やったぜ!」。とても嬉しかった。脳梗塞で残った麻痺は、懸命のリハビリと信念で克服してきました。そうです、オトコたるもの、いつでもカッコよく決めたいのです。女性の前と、孫の前では特に(笑)

 

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