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伊勢原 人物風土記

公開日:2020.10.16

一般社団法人伊勢原市建設業協会の会長を務める
杉山 進さん
三ノ宮在住 56歳

仕事も遊びも一生懸命

 ○…市内の建設業者30会員が所属する、伊勢原市建設業協会の会長を今年度から務める。会員相互の技術向上や経営改善、災害発生時の復旧・社会貢献活動など、協会の役割は多岐にわたる。「災害時のボランティア活動をはじめ市民の安全と、より良い伊勢原市のまちづくりに貢献できるように努力していきたい。和をもって業界の発展のため先頭に立っていきたい」と力を込める。

 ○…伊勢原市で生まれ育った。市内三ノ宮の総合建設業、(株)杉山土建の2代目。幼少のころから父君の働く背中を見て育ち、中学からは家業を手伝うように。「大好きな父親と、いつも一緒にいたい」と、18歳で入社した。「仕事に厳しく、妥協しなかった」という先代と、次の日の準備のため作業場で深夜まで仕事をしたことが、今となっては良い思い出。「父も私もあの頃は若かった。仕事っていつになったら終わるのかなと思った」と笑う。

 ○…社訓は「雄大な自然と大切な心」。先代が残した3000坪の「ツツジ庭園」には、毎年およそ1000株のツツジが咲き誇り、伊勢原市の観光スポットにもなっている。今春はコロナ禍で一般公開ができなかったが、ミツバチを飛ばしてハチミツを採取したという。「コロナが終息して安全になったら、またぜひ市民の皆様に観賞に来て頂けたら嬉しい。花で建設業と市民の皆様との距離を縮められたら」と話す。

 ○…趣味は大型バイクや海釣り、時間ができたときに行く海外旅行。料理も得意で、自分の分と合わせてお弁当を持ってこない従業員の分も作ってあげることもあるという。これからの夢を尋ねると「伊勢原市が観光スポットとして、偉大なる発展を遂げること」と目を細めた。

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