2021年成人式実行委員会の実行委員長を務める 松永 喜恋（きこ）さん 大住台在住 20歳
新時代を切り開く探求心
○…新成人としての門出の式を自分たちの手で作ろうと、市内５つの中学校出身者19人が実行委員として集まった。急きょオンラインのみで開催することが決まった今年の成人式について「残念だが、中止も想定して準備をしてきたのでポジティブに考えたい」と明るく話す。また「コロナ禍の年であったことを忘れず、新成人としての責任を感じ、節目を実感できる式にしたい」と意気込む。
○…埼玉県生まれ、伊勢原育ち。自修館中等教育学校時代には、日本青年会議所による「少年少女国連大使」として国連本部を訪れ国際問題などを学んだ。「世界で苦しむ人をテレビで見るだけの自分に違和感があり、正しく知りたかった」。国連で同世代の海外大使に日本のことを聞かれ、何も答えられないことに衝撃を受けた。その経験から昨春、日本の文化も学ぼうと、神奈川大学国際日本学部に入学。大学生になり、さらにいろいろなことに挑戦しようと実行委員に参加した。
○…実行委員会では、挑戦の一つとして初顔合わせの際に委員長に立候補した。「委員の皆が協力してくれたおかげで、委員長として大変だったことが思いつかない。皆のおかげで全体を見渡すことができたのが良かった。協力がなければ自分の事で精一杯だった」と振り返る。全員と連絡を取り、特定の人に仕事が偏らないよう各部門のリーダーに確認しながら準備を進めた。
○…漫画、小説、アニメが好きで、今はゲームのＴＲＰＧに夢中。キャラクターを自分で設定できる点に引き込まれた。ほかにも４歳から始めたクラシックバレエは今も続けている。「バレエが当たり前の日常で、辞める自分が想像できない。役になり切って踊るのは楽しい」と微笑む。
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