子どもたちの夏の思い出作りに――。
市内桜台の放課後児童クラブ「クレヨンぽけっと」で7月19日、木工教室が開かれ、同クラブに通う小学1年生から5年生17人が参加した。
木工教室は、市内上粕屋の有限会社伊勢原ときわ堂(後藤委弘代表取締役)が、子どもたちのためにと学習教材用として使う木材の余剰品を寄贈したことで実現。当日は同社の社員、秋山直敏さんがスペシャルアドバイザーとして木工教室のサポートをした。
この日は、事前に準備した「ネコ」と「パンダ」を模った木材を使い、子どもたちは紙やすりで丁寧に磨き面取りを行った。その後、目の位置として記をつけた部分に、電動ドリルで穴を開け色を塗って仕上げた。
また、台座となる部分の木材には、児童それぞれが線を引き、大人たちがサポートをしながら電動糸ノコギリを使って切る体験もした。
同クラブでは、子どもたちの想像力や向上心を育むことを目的に、「スペシャルタイム」としてさまざまなイベントを開催していて、今回の教室もその一環。同クラブの金子信夫さんは「子どもたちには、木材を提供して頂いたことへの感謝の気持ちを持ってほしい。そして機械や紙やすりを自分の手で動かすことで、世界に一つだけの作品を作り出すことができる喜びと感動を体験してもらえたら」と話した。
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